今使っているテレビが壊れた、地上デジタル放送が始まったなどの理由で新しいテレビの購入を検討されている方も多いと思います。
ちなみに管理人である私は、XBOX360をよりきれいな画面でプレイしたいために液晶テレビを購入しました。XBOX360はハイデフを謳うだけあって、ゲーム画面自体、精細な作りになっているので、これまで使用していた普通のブラウン管テレビではRGBなどの情報量が多いゲームでは文字やMapが見えず、まともにプレイできませんでした…。家電量販店で液晶テレビで行われていたゲームのデモがとてもきれいなだったので、XBOX360が持っている実力を無駄にしているな〜と反省(?)し、その場でテレビ購入を決意しました。
そんなわけで勢いで買ったテレビですが、初めてゲームをした日の感動は今も忘れません。また、おまけといってはなんですが、地上デジタル放送を初めとするデジタル放送の精細さも大変満足しています。
地上アナログ放送の終了は2011年7月24日です。まだまだ先のことのように感じられますが、テレビというものは他の家電に比べて、そう頻繁に買い換えるものでもありません。今テレビの購入を検討される方は、長い目で見てぜひハイビジョンに対応したテレビを購入して欲しいと思います。本格的に地上デジタル放送に切り替わるまでの間、ひょっとするとテレビの機能や画質も向上していくかもしれませんが、欲しいときが買い時です。今買ってもこれまでのテレビとの差に後悔は少ないと思います。
これまでのアナログテレビを購入する際、検討の対象となる要素は何でしょうか? サイズ、画質、値段そしてBSチューナーの有無くらいだと思います。しかし、デジタルに対応したテレビを購入する際は、押さえておきたいポイントがたくさんあります。
ざっとあげただけでもこれだけのポイントがあります。詳細については「テレビの基礎知識」をご覧いただくとして、ここではそれぞれの購入に際する要点だけを述べたいと思います。
画面サイズ
液晶・プラズマテレビを購入する際、画面サイズについてはブラウン管テレビよりも選択の幅が広がります。テレビのサイズ選びで重要な点は視聴距離です。
液晶・プラズマテレビはブラウン管よりも奥行きが狭く、それだけでも今より大きなサイズの画面を置くことができますが、さらに液晶・プラズマテレビは高精細なため、ブラウン管よりもそれほどテレビから離れなくても見ることができます。
詳しくは画面サイズをご覧ください。
液晶なのかプラズマなのか
ブラウン管テレビになれてきた人にとって、プラズマテレビの方が輝度も高く、早い動きにも対応できるため、プラズマの方がきれいに見えると思います。しかし、画素や消費電力などの点から考慮した場合は、液晶テレビに軍配があがるかもしれません。よってこちらについては好みといった方が良いかもしれません。
詳しくは液晶とプラズマをご覧ください。画素数についてはハイビジョン対応とフルHDも参照ください。
パネルの画素
最近のコマーシャルでは、フルハイビジョン対応やフルHDといった言葉使われるようになりました。これはテレビの画素が1920×1080ドットであることを意味しています。これまでの画素数は1366×768ドット(液晶)がほとんどです。また、今のところ32V型以下のテレビではフルハイビジョン対応はありません。
デジタル放送でHD画質と呼ばれる番組は1920×1080ドットの画素数で放送されています。よって、フルハイビジョン対応でないテレビではスケーリングを行い、1366×768ドットなど対応する画素数に変換して表示しています。画素数が多いほど緻密な映像であることは言うまでもなく、また、スケーリングなどの処理を行わない方が画質は劣化しません。
よって、フルハイビジョン対応の方が良いということになりますがその分値段も高くなり、現状では液晶で37V型以上、プラズマでは50V型以上でなければ、フルハイビジョン対応はありません。
詳しくはハイビジョン対応とフルHDをご覧ください。
デジタルチューナーの有無
これまでのテレビではモニター用と呼ばれる製品以外、チューナーが搭載されていることは当たり前でした。液晶テレビやプラズマテレビでは、価格を抑えるためデジタルチューナーが省かれた製品が存在します(アナログチューナーは搭載されています)。この場合、デジタルチューナーを別途用意することになります。
デジタルチューナーは単体の他、DVDレコーダーに内蔵されたものがあります。これまでもBSチューナーがビデオにしかなかったり、BSアンテナがテレビに接続されていなかったりして、ビデオに切り替えてから視聴していたという方がいらっしゃると思います。DVDレコーダーのデジタルチューナーを利用するということは、その方法と全く同じで、テレビとチューナー(DVDレコーダー)を接続する際に、D3端子以上もしくはHDMIであれば、ハイビジョン放送を楽しむことができます。
最近のDVDレコーダーでは、チューナーを2つ内蔵した機種もあり、2番組同時録にも対応できます。すでにデジタルチューナーもしくはデジタルチューナーを内蔵したDVDレコーダーを持っていて、とりあえず安くテレビを手に入れたいという方はデジタルチューナー無しという選択肢もあります。
接続端子については接続端子をご覧ください。
接続端子の有無
デジタチューナーの有無でも説明しましたが、ハイビジョンに対応したテレビの場合、レコーダーやゲームなどを接続する端子も重要です。ただ単に数が多ければ良いというわけでなく、ハイビジョンに対応したHDMI端子とD3端子以上の有無が重要になります。
これまで主流であったコンポジットやS端子ではDVDレコーダーなどと接続した際にせっかくのハイビジョン放送が楽しめません。とくにHDMI端子はデジタル放送に対応した機器同士をデジタル信号のまま接続することができます。これから購入するのであれば、HDMI端子の数もチェックしておきましょう。
接続端子については接続端子をご覧ください。